ケンブリッジ大学にて二種のサマースクールで書道

ケンブリッジ大学で開催されている二つのサマースクールで、日本の書道をお伝えする仕事を頂きました。

先週の月曜日から、今週の土曜日まで、エマニュエルカレッジで開催されている
Graduate Summer School in Japanese Early-modern Palaeographyでは、四日間の授業を担当しました。

約30人の方々が、英国をはじめ、各国から集結します。
今年は、リピーターの方々が多く、二回目もしくは三回目の方々も。再会を嬉しく思いました。
「知り合いから強く勧められて参加しました。」と、話してくださる方も。

 

日本の書道道具の説明から。

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩時間には、受講生の皆様と交流させて頂きました。
日本人の方々もいらっしゃいますが、ほとんどの方々が日本語を母国語としていません。
ですが、皆様、日本語が流暢で、教室では日本語で話してくださいます。

ロシアからいらしている、日本語の先生をしている方は、ユニクロのボトルを持参していました。
環境問題の話題も。
カップを使い捨てにしないようにと、自分のボトルを教室で使っている方々に感銘を受けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

四日間の私の授業を終えた後、受講生の方々からカードとプレゼントを頂きました。

感謝の気持ちでいっぱいです。
「お口に合うかわかりませんが、」と、日本語でおっしゃってくださり、とても恐縮しました。

頂いたプレゼントを、エマニュエルカレッジで滞在した部屋から撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

先生方や受講生の方々は、とても優しく、親切にしてくださり、心が安らぎました。
人生の先輩方は、温かく見守ってくださり、有難く思いました。
年齢が下の方々でも、学問的には、皆様、大先輩で、日本文学についての知識、造詣が深く、尊敬しています。

夜は、一緒にエマニュエルカレッジの近くのパブに行き、おしゃべりや食事を楽しみました。
パブでは、イギリス人の方々が、イギリス料理について各国の方々に伝え、私は、イギリスに住んでいるものの、知らない事だらけで、興味深い話に聞き入り、
美味しいチップスやスコッチエッグを食べて楽しい時間を過ごしました。

 

 

次に向かった、ケンブリッジ大学でのサマースクールは、Sidgwick SiteにあるFaculty of Asian and Middle Eastern Studiesで開催されているSutton Trustです。

 

 

この教室で、書道講習会を担当しました。

ほとんどの生徒さん達は、日本の書道道具を見るのが初めてとの事でした。もちろん、筆を持って字を書く事も初めて。
ですが、初めてとは思えないほど、とても素晴らしい書を仕上げてくださり、感激しました。

日本の書道道具について、今後も現地に足を運んで勉強させて頂きたいと思っています。
ご協力頂いた、関係者の方々に感謝しています。ありがとうございます。

今年も、ケンブリッジ大学で経験させて頂いた事、頂いたご縁は、人生の財産だと思っています。
お世話になった皆様、ありがとうございます。

氣 掛軸 in オックスフォード

イギリスにある、日本の協会を通して、イギリス人の方から書の依頼を受けました。
今まで私は、友人もしくは、知り合いの紹介以外で、揮毫した事はありませんでした。

日本の協会を通しての紹介でしたが、直接お目にかかった事がなかったので、この旨をお伝えしました。
また、「ビジネスとして、書いたものを販売していません。」と、はっきりお伝えしました。

先方の希望は、書の掛軸がほしい。との事でした。
掛軸にする場合には、私は、日本でお世話になっている会社があるので、そちらにお願いしている旨も伝えました。

何回かメールでやり取りするうちに、掛軸がほしい理由を書いてくださいました。

「70歳を迎える主人に、誕生日プレゼントとして贈りたい。」

この文面を見て、私の気持ちが変わりました。

ご主人は、日本の文化が好きで、書もお好きとの事。
『氣』という字、意味がお好きなので、プレゼントしたいと。
ご主人の職業や、お人柄もメールで伝えてくださいました。

その文面から、なんて素敵なご夫婦なんだろう!と、感激しました。
お役に立てるなら。そんな気持ちでお引き受けしました。

気に入っていらっしゃる『氣』の書の写真を送ってくださいました。
その写真を見ながら、線の繋がり、大きさ、方向に注意して、筆を動かしました。

書を仕上げた後、掛軸にしてもらう為、日本に送りました。

筆を持ってから、掛軸が届くまで、約一か月程かかってしまい、残念ながら、ご主人の70歳のお誕生日にお手元に届ける事ができなかったのですが、お二人は掛軸を待っていてくれました。

お二人のお住まいはオックスフォード。ロンドンから、そんなに遠くありません。

掛軸を持って、オックスフォードに出かけました。

ご自宅に着いたものの、ベルの鳴らし方がわからず、しばらく立ち尽くしてしまいました。聞くと、昔ながらのベルとの事。

お二人のお住まいは、たくさんの緑に囲まれ、太陽の光がふりそそいでいました。

壁に、掛軸用のフックが用意されていました。

ご主人が、早速、軸を掛けました。

大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい!

軸の色と壁の色がブルー系で、マッチしています。

お二人が喜んでいる様子を拝見し、安堵しました。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ頂いた時に、「インターネットで、アートギャラリーを探したけど、見つからなかった。」とおっしゃいました。そもそも、そんなものはないし、作ってみようという発想すらなかった。と、伝えました。

「これを機に、サイトにこの掛軸を載せてみようかと前向きに考えます。」と話したら、賛成されました。

ご主人と一緒の写真も。と、いう事で、記念写真を撮りました。

 

 

温かいおもてなしを受けた後、席を立つと、オックスフォードの観光を勧められました。

オックスフォードの街を歩き、喜びをかみしめました。

美味しいアイスクリームも堪能しました。
このOxford Blueというアイスは、ブルーベリーのフレッシュな味でした。

ウィンザー ホースショー 2018

毎年5月に、ウィンザーで、ロイヤルホースショーが開催されます。

ある競技場の前に行くと、隣にいた男性が、
「あそこにクイーンがいるよ!」と、声をかけてくれました。

 教えてくれた方向を見ても、どこにいらっしゃるのか確認する事ができませんでした。

半信半疑でいたら、
「あそこのプレス席を見てごらん。皆、レンズをクイーンに向けているから。」

見事に、沢山の記者席の長いレンズは、競技場とは別の方向に向けられていました。

スカーフを頭に被っているのがエリザベス女王でした。

護衛の方達がとりまいている事を想像していたので、意外でした。

30分以上は立ち続けていらっしゃったかと思います。

女王が所有する馬が入賞しました。

競技の後、エリザベス女王は、優しい微笑みを見せてくださいました。