氣 掛軸 in オックスフォード

イギリスにある、日本の協会を通して、イギリス人の方から書の依頼を受けました。
今まで私は、友人もしくは、知り合いの紹介以外で、揮毫した事はありませんでした。

日本の協会を通しての紹介でしたが、直接お目にかかった事がなかったので、この旨をお伝えしました。
また、「ビジネスとして、書いたものを販売していません。」と、はっきりお伝えしました。

先方の希望は、書の掛軸がほしい。との事でした。
掛軸にする場合には、私は、日本でお世話になっている会社があるので、そちらにお願いしている旨も伝えました。

何回かメールでやり取りするうちに、掛軸がほしい理由を書いてくださいました。

「70歳を迎える主人に、誕生日プレゼントとして贈りたい。」

この文面を見て、私の気持ちが変わりました。

ご主人は、日本の文化が好きで、書もお好きとの事。
『氣』という字、意味がお好きなので、プレゼントしたいと。
ご主人の職業や、お人柄もメールで伝えてくださいました。

その文面から、なんて素敵なご夫婦なんだろう!と、感激しました。
お役に立てるなら。そんな気持ちでお引き受けしました。

気に入っていらっしゃる『氣』の書の写真を送ってくださいました。
その写真を見ながら、線の繋がり、大きさ、方向に注意して、筆を動かしました。

書を仕上げた後、掛軸にしてもらう為、日本に送りました。

筆を持ってから、掛軸が届くまで、約一か月程かかってしまい、残念ながら、ご主人の70歳のお誕生日にお手元に届ける事ができなかったのですが、お二人は掛軸を待っていてくれました。

お二人のお住まいはオックスフォード。ロンドンから、そんなに遠くありません。

掛軸を持って、オックスフォードに出かけました。

ご自宅に着いたものの、ベルの鳴らし方がわからず、しばらく立ち尽くしてしまいました。聞くと、昔ながらのベルとの事。

お二人のお住まいは、たくさんの緑に囲まれ、太陽の光がふりそそいでいました。

壁に、掛軸用のフックが用意されていました。

ご主人が、早速、軸を掛けました。

大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい!

軸の色と壁の色がブルー系で、マッチしています。

お二人が喜んでいる様子を拝見し、安堵しました。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ頂いた時に、「インターネットで、アートギャラリーを探したけど、見つからなかった。」とおっしゃいました。そもそも、そんなものはないし、作ってみようという発想すらなかった。と、伝えました。

「これを機に、サイトにこの掛軸を載せてみようかと前向きに考えます。」と話したら、賛成されました。

ご主人と一緒の写真も。と、いう事で、記念写真を撮りました。

 

 

温かいおもてなしを受けた後、席を立つと、オックスフォードの観光を勧められました。

オックスフォードの街を歩き、喜びをかみしめました。

美味しいアイスクリームも堪能しました。
このOxford Blueというアイスは、ブルーベリーのフレッシュな味でした。