ウィリアム・アダムスフェスティバル

9月10日にケント州のジリンガムで、ウィリアム・アダムスフェスティバルが開催されました。ジリンガムは、三浦按針としても知られる、ウィリアム・アダムスの生まれ故郷。このイベントは、ジリンガムがある、メッドウェイ市が主催している、ウィリアム・アダムスの生涯、そして、日本の文化を紹介するお祭りです。

P10006371-225x300[1]P10006341-225x300[1]

この度、メッドウェイ市からオファーを頂き、ウィリアム・アダムスフェスティバルで書道のワークショップを担当させて頂きました。

実は、同じ日に、バーミンガムで剣道大会があり、審判をする予定になっていました。先に審判が決まっていたので、このオファーを断るつもりだったのですが、無名士剣道クラブのホルト先生に話すと、 「いいお話だから、フェスティバルに行った方がいい!」と言って下さり、英国剣道連盟剣道部のイベントオフィサー;アランも、「このオファーを受けた方がいい。」と言ってくれ、このフェスティバルに行く事が出来ました。 ホルト先生は、「ウィリアム・アダムスフェスティバルに行った事があるけど、とても素敵なフェスティバルだよ!オファーを頂けて良かったね!」と、自分の事のように喜んでくれました。

フェスティバル担当者の方から、「かなりの人出が見込まれます」と、連絡を頂いていたので、車にワークショップ用の書道道具を積み、主人と二人で出かけました。 会場に着くと、一つのテントの中を、私が自由に使ってもいいとの事。大きさにビックリしました。

開会前、弓道の演武をする、剣道、居合道、杖道仲間のエンバリーが、挨拶に来てくれました。ロンドンから遠いケント州に来ても、仲間に会える。武道の繋がりに感謝しました。

机の上に、書道道具を並べて、お客様を待ちました。

最初は、2人。

P10006251-300x225[1]

その後、どんどんお客様が増えていき、私は、朱墨で書き続けました。

P628-300x225[1]P630-300x225[1]

遠くの会場から、杖道の気合が聞こえてきました。杖道の気合を聞きながら、筆を持ったのは初めて。不思議な感覚でした。

多くの方が、リストに名前を書いて列を作り、私が朱墨で書いて差し上げるのを待ってくれました。でも、しびれをきかせ、リストの名前を消して、帰ってしまう方も・・・。それくらい、大行列で、私もお待たせしないように、次から次へと書きました。始めのうちは、書きながら、書き順や筆も持ち方も説明していたのですが、途中から、主人が説明し、私は書き手に徹しました。

途中、係の方がいらして下さり、ランチタイムを確保してくれました。 「私が、ここで見ていますから、安心して休んで下さい。」と。そんな心遣いが、とても嬉しかったです。

20分間の休憩時間を惜しみ、ベーグルを頬張りながら、会場を見て回りました。

P1000633-300x225[1]P1000641-225x300[1]

弓道場では、エンバリーが、凛々しい姿で演武していました。 ちょうどその時、フェスティバルの担当者が通りかかり、「彼、友達なんです!」と言うと、ビックリしていました。

『なぎなた』という字が目に入り、テントに入ると、道着姿の日本人女性がいらっしゃいました。 「こちらで薙刀をしていらっしゃるのですか?」と、質問し、お話させて頂きました。すると、共通の知り合いが数人いる事がわかりました。武道の世界は狭い!もっと、お話したかったのですが、お互い時間がないので、その場を離れました。そして、すぐに自分のテントに戻り、筆を持ちました。

P6322-300x225[1]P6301-300x225[1]

日本人男性の方もいらして下さり、書いてさしあげると、喜んで下さり、日本人の奥様を連れて来て下さいました。薙刀をされている女性もいらして下さいました。私はずっと下を見て書いていたのですが、視線を感じ、見守って下さるのがわかり、心強く思いました。

気づくと、主宰者の責任者の方が隣に立っていて、「もう時間ですから。」と、お断りして下さっていました。閉会の時刻が過ぎていました。

P10006351-300x225[1]P10006361-300x225[1]

書道の他に、折り紙、囲碁、武道の演武もあり、会場は、多くの方々で賑わっていました。
でも・・・何故か、居合道、杖道の演武があったのに、剣道の演武がなかったのが寂しかったです。バーミンガムでの大きな剣道大会と日程が重なってしまっていたから、仕方がなかったのかもしれません。